金融商品の売り込みをやめた理由 その① 嫌になっちゃった
求められていない金融商品の提案はただの傲慢
ここ最近やっているモニタリングキャンペーン。
ありがたいことにたくさんのご利用をしていただいています。
ただ、当初は検索キーワードとか他社比較などを聞いていたのですが、相談者からの様々なご意見を聞くうちに、こちらサイドからの金融商品の売り込みはやはり違う。もうやめるべきだと思いました。
というのも、以前からブログで書いているように、うちの得意分野は、
①社会人になってから老後を迎えて、亡くなるまでのお金のコンサルティング力
②住宅の諸問題
③節税の知識
④市況が悪くなってからの投資信託
⑤生命保険の運用
だと思っています。
端的にいうと、この5つが売り物(=お金をいただいてもいいなと思うもの)なわけです。
ただ、大きな勘違いをしている私やFPも多い。
この中でも、①~③はいいとして、④⑤ははっきり言って、傲慢だと思うんですよ。
だって、④も⑤も直接FPに利益が行くじゃないですか。
まあ、④の投資信託は、販売免許はないのでいいアドバイスをするくらいしかできませんが、投資信託でも保険でも、切り出されたら、「やっぱ投資かよ、保険かよ」って思いますよね。
正直、迷惑でしかないんですよ。
だって、私も、過去にいい保険を提案されたとは書いていますが、保険マンになった友人に「ちょっと聞いて欲しいんやけど」と言われたとき、よくは思わなかったですから(^^;)
もし大したものでなくて、断ることになったら気まずくなるのが嫌だなって。
結果的には私の価値観に合致するものではあったから感謝していますが。
というわけで、一番いいのは提案しないことなんじゃないかと思いました。
だから、今現在、サービスは①②③を中心にしたわけです。
感じる価値感は、人によって異なる
ただ、一方で他のブログにも書いたとおり、投資信託は無関係ですが生命保険の方は大好評。
つまり、価値の提供として、満足度が高かったのも事実なわけです。
特に私の元に来られる相談者は事前に勉強されている方が非常に多いです。
提案された保険が、「金額勝負の適当なもの」なのか、「改善点に対する改善策」なのかくらい短時間で見抜きます。
だから、価値が低い保険に、押し切る形で契約するなんて絶対にありません。
反対に言えば、ただのコンサルだけでは私に対する満足度は低いという相談者もいるわけです。
結論。求められていないのは必要がないから
では、投資信託でも保険でもいいものなら提案してほしいという方とそういうものを迷惑とされる方、全員の満足度を上げるにはどうしたらいいか。
一番いいのは、提案しないことでしょう(^^;)
相談中、改善点が明らかになる中で、改善策が必要とされれば自ずと「改善案」として投資信託も保険運用も求められるでしょう。
ただ、相談者からの期待に応えるためには、求められない限りこちらからの提案は絶対にしないということです。
まあ、本来のコンサル力で満足度を上げるということですね。