いいライフプランニングをするには「〇〇のお金として考える」
マイホームと保険の相談が一番スキルが要る
年間100組くらいのFP相談を受けています。
ただ、同じ相談内容は1つたりともないんですよ(^^;)
税務申告でしたら、企業会計や税務会計というそこそこ細かいルールがあって、ある程度の道筋があります。
一方、FP相談で一番求められることは、その方にとって一番お金を残せる方法を見つけ出すこと。
まず私はこう思いますという叩き台になるライフプランニング表を作成します。次は相談者と微調整をしながら完成品を作ります。
ここで一番緊張するのが、やはり購入する家と保険の相談。
家については、相談者の価値観が前面に出るとはいえ、一度買ったらやり直しができないものについて清川の意見を入れてくわけです。
保険についても、一度加入したら正解でも不正解でもお金を払い続けるわけです。
どちらも緊張感が走ります。
どんな相談にも応えるには知識や経験だけじゃ無理…
清川は、お金が大きく動く項目について、どういう心構えで提案をするか。
それは、「自分のお金だと思って考える」です。
この方の立場に立った場合、自分が提案した家を自分自身は買うかどうか。
提案した保険について、この年齢・収入・家族構成だった場合、自分は迷わず加入するかどうか。
医療保険は、特則や特約も組み合わせれば、何千通りも作れますから、正直自力では選べないですよ(^^;)
そんな中、清川が一番コンサル力を発揮できる心構えは、「自分のお金として考える」。
こうすると、相談者の不安を言語化できたり、見えていない細かいリスクにも気付けたり、相談者に対してもより論理的に説明ができます。
この仕事は、専門家が評論家っぽく偉そうに回答し始めたら終わりです。
本当の専門家だったら、より泥臭くいかないと。