FP相談をされようとしている方へ(中編)老後をなめてはいけない
老後をなめてはいけない FP相談=老後のお金
たくさんのご相談者の方からご指名いただき、本当にありがたいと思っております。
ご相談のメインは、①住宅 ②教育費 ③生命保険
といった感じです。
「老後」問題も相談したい方ももちろんいらっしゃいますが、どちらかと言えば、「老後『も』」に近く、住宅・教育費のついでに聞いてみたいなといった感じですね。
ここで言っておきたいのが、老後をなめてはいけない!ということです。
老後って何だかわかりますか。
①給与収入がゼロ
②もらえる年金が上がりはしないけど、下がるのは決定的。
③人生80年から、20年も延長される
④介護状態になったら、介護施設のお金を負担する
もうお分かりですね。
金がないのに、一番金がかかる! しかも期間が長い!
65歳からもらえる年金なんて、月に15万円もらえれば御の字です。
80歳からまともな介護施設に行ったら、月のコストで30万円はかかります。
毎月15万円のキャッシュアウト!年間180万円!夫婦二人で360万円!
人生100年だから、360万円×20年=7200万円!
いままでこんな計算したことありますか。
もちろん、目先の住宅ローン、お子さんの教育費に目が向くのはわかります。
私も、絶賛払っていますので(^^;)
ただ、それが解決しても、人生のお金を評価すると50点をもらえたに過ぎません。
清川の相談者は、介護の経験がない30代~40代の若い層
なぜ、目先に目が向いてしまうのか。
ご相談者の年齢層は、30代~40代。まだ親の介護に直面していない年代です。
介護状態になった親の姿を想像できないから、自分を投影できない。→介護がどこか遠くのことのように感じるのです。
しかし、その親よりも生命寿命が長くなれば、いつか自分が介護状態になる可能性は高くなります。
私も資産運用をしていますが、別にハワイに行きたいとか、儲けて住宅ローンを早く返したいという理由ではないです。
目的は、一番お金がかかる老後に、一番お金を持っていたい から。
それに、時間もお金もあるなら、好きなところに行って、好きなものを食べて、高度な介護でいつまでも元気でいられて、高度な医療を受けたい、じゃないですか(^^)/ だから、若いうちから老後に対して先手を打っているわけです。
住宅の適正な購入価格さえわかれば、自分の人生完璧! あとはつみたてNISAで S&P500 で勝つから!と思っている方。
このあと地獄見ますよ(>_<)