公認会計士と税理士の違いを短くわかりやすく
公認会計士って何をする人?
2006年に公認会計士になって早15年。
100回くらい聞かれたこと、2つのこと
- 公認会計士と会計士ってどう違うんですか。
- 公認会計士と税理士ってどう違うんですか。
- は、同じです。
公認会計士だとネーミングが長いので「会計士」と呼んでいるだけです。
次に、②の質問は、税理士はわかるけど、公認会計士の仕事って何ですかが正解でしょうね。
ネットで調べればわかりそうですが、難しく書いていてイマイチわからない…
ここを簡単に言っちゃいます。
公認会計士の仕事は「会計」じゃない
公認会計士の仕事は、
「会社の決算書が合っているか間違っているかをチェックすること」です。
その会社に投資するかどうかって、会社の業績を見て判断しますよね。
でも、その業績が書かれた「決算書」って正しいって言えますかね。
例えば、トヨタなんてグループで800社。工場だって5大陸にありますからね。
嘘を書いたってばれませんよね。
じゃあ、決算書が正しいかどうか誰が判断するのか。
それが公認会計士です。
なので、「会計士」とは言っても、やってる仕事は「監査」なんですよ。
だから、「公認監査士」が正しいのかな。
監査が必要なのは、大企業
「監査」を法律で義務付けているのは、基本的に大企業のみです。
税理士は、零細企業でも個人事業主でもつけることがほとんどですが、「監査」が必要な大企業は一部ですよね。
だから、一般的に公認会計士の職務は知られていないのかもしれません。
ここで、公認会計士は「監査」ですが、会社の「会計」を監査します。
なので、「会計」関係の勉強をものすごくやります。
公認会計士は、簿記、財務会計、管理会計、会社法、税務、経営学、監査論(←監査が仕事なんで)の7科目。いま思い出しても嫌な記憶しかありません。
やはり、全科目1発で受からないとダメでしたので、すべてを同時に勉強する必要があるのはきつかった…
幅広い勉強をしてたくさんの実務に就いたことが、FP業務にも活かされているのかなと思います。