NISAだけでは65歳以降を乗り越えられない理由
「NISAをやっていれば老後は安心」
そんな言葉をよく見かけます。
ですが、結論から言います。
👉 NISAだけでは、65歳以降は乗り越えられません。
これはNISAが悪いという話ではありません。
“NISAだけに頼ること”が問題なのです。
65歳以降の収入は基本「年金のみ」
多くの方は65歳で定年を迎えます。
その後は再雇用やアルバイトをしない限り、
👉 収入は年金のみ
という生活になります。
仮に夫婦で年金を受け取ったとしても、
👉 月30万円前後
これが現実的なラインです。
インフレ後の生活費はどうなるか
ここで見落とされがちなのが「インフレ」です。
仮に今40歳の方が65歳になるのは25年後。
このままインフレが続けば、
👉 老後の生活費は月50万円前後
になっていても不思議ではありません。
毎月20万円の赤字が発生する
年金30万円に対して生活費50万円。
👉 毎月20万円の赤字
年間では約240万円です。
この不足分をどうするか?
答えは一つです。
👉 資産を取り崩すしかない
NISAで増やした資産も限界がある
では、NISAでしっかり運用して、
👉 4000万〜5000万円の資産があったとします。
一見、安心に見えますよね。
でも計算してみると、
👉 5000万円 ÷ 年240万円 ≒ 約20年
実際には生活水準の上昇や突発的な支出を考えると、
👉 もってせいぜい15年前後
というのが現実です。
「取り崩し×暴落」のリスク
さらに厳しいのはここからです。
NISAの中身はほとんどが投資信託、つまり株式市場に連動しています。
ということは、
👉 普通に暴落します。
例えば、
・世界情勢の悪化
・金融危機
・金利ショック
こういった出来事が起きれば、資産は簡単に減ります。
下がっているときに取り崩せるか?
ここが最大の問題です。
例えば5000万円が、
👉 4000万円、あるいは3000万円台に下がったとします。
その状態で、
👉「生活費だから売る」
これ、できますか?
普通はできません。
・資産が減る恐怖
・戻るかもしれない期待
この間で葛藤が生まれます。
介護・医療という“想定外”
さらに追い打ちをかけるのが、
👉 介護・医療費
です。
・施設入所
・長期入院
・家族のサポート
こういった費用は、数百万円〜数千万円単位で発生する可能性があります。
そのとき、
👉 NISAの資産が減っている状態だったらどうするのか?
これは非常に大きなリスクです。
結論:65歳以降は「別の戦略」が必要
ここまでをまとめると、
- 年金だけでは足りない
- NISAの資産も永遠ではない
- 市場は必ず上下する
- 想定外の支出も発生する
つまり、
👉 NISAだけで老後を乗り切るのは無理がある
ということです。
NISAが悪いのではない
誤解してほしくないのはここです。
👉 NISAは非常に優れた制度です。
ただし、
👉 現役時代の「増やすためのツール」
です。
老後は「安定して使える資産」が必要
65歳以降に必要なのは、
👉 安定して取り崩せる資産設計
です。
・価格変動が大きすぎない
・必要なときに確実に使える
・精神的にも耐えられる
こういった資産が必要になります。
まとめ
👉 NISAがダメなのではない
👉 NISA“だけ”では足りなくなる
これが本質です。
老後を本気で考えるのであれば、
👉「どう増やすか」ではなく
👉「どう使いながら守るか」
ここまで含めて設計する必要があります。
将来、
👉「こんなはずじゃなかった」
とならないためにも、
今のうちから**NISAの“その先”**まで考えておきましょう。