日経平均・S&P500上昇再開!ここから株価は安定するのか
最近、株価が再び上昇し始めました。
ニュースを見ると、
「日経平均上昇!」
「NYダウ最高値更新!」
「S&P500史上最高値!」
そんな見出しが並びます。
そして必ず出てくるのが、
「乗り遅れるな!」
という空気です。
ですが、少し冷静になった方がいいと思います。
株価は上昇していますが、だからといって今後ずっと安定するとは限らないからです。
今回、アメリカとイランの戦闘終結に関する覚書が報じられたことで、市場には安心感が広がりました。
その結果として、株価は上昇しています。
投資家心理としては、
「中東情勢が落ち着いた」
「戦争リスクが減った」
という見方になっているのでしょう。
ただ、私はまだ安心するには早いと思っています。
なぜなら、今回の内容を見る限り、まだ多くの不透明な部分が残っているからです。
特に気になるのは、戦闘の発端にもなった核開発問題です。
覚書には核開発中止という内容が盛り込まれているようですが、具体的に濃縮ウランをどう扱うのか、今後どう管理していくのかについては、外から見ている限りよく分かりません。
つまり、
「問題が解決した」
のか、
「問題を先送りした」
のか、
まだ判断が難しいのです。
さらに、アメリカ国内の政治も気になります。
外交問題は国内政治と密接につながっています。
仮に今回の対応について批判が高まれば、中間選挙などへの影響も考えられます。
政治が不安定になると、市場もまた敏感に反応します。
そして忘れてはいけないのがイスラエル周辺の情勢です。
中東地域は一つの火種が別の火種を呼びます。
一度落ち着いたように見えても、別の場所で緊張が高まり、市場が再び不安定になる可能性も十分あります。
さらに、金融市場には別の懸念もあります。
それが金利です。
日本もアメリカも、今後の金利政策次第では株価に大きな影響を与えます。
特にアメリカ市場は、ここ数年の株価上昇を支えてきた資金環境が変化する可能性があります。
AI関連銘柄が引っ張る相場は続いていますが、金利の上昇は企業価値の評価に直接影響します。
つまり、
地政学リスク
金利リスク
政治リスク
これらがまだ残っている以上、
「もう暴落はない」
とはとても言えない状況です。
むしろ、今後もしばらくは乱高下する可能性の方が高いのではないでしょうか。
だからこそ気を付けていただきたいことがあります。
それは、
「今日上がったから買う」
という行動です。
ニュースで、
「史上最高値更新!」
「投資ブーム!」
「今買わないと乗り遅れる!」
という言葉を見ると、人は焦ります。
ですが、資産運用で最も危険なのは焦りです。
株価が上がったから買う。
下がったから売る。
この繰り返しで資産を増やせる人はほとんどいません。
本当に大切なのは、
今後の生活設計の中で、
どれだけの資産が必要なのか。
どれだけのリスクを取れるのか。
何歳まで働くのか。
老後はどうするのか。
そういった全体設計です。
株価の上昇や下落は、その設計の一部に過ぎません。
私は、証券アナリスト協会のセミナーや金融機関からの情報、マーケットレポートなども継続的に確認しています。
それでも未来を当てることは誰にもできません。
しかし、一般的なニュースやSNSだけでは見えない情報をお伝えすることはできます。
上がる相場はいずれ下がります。
そして下がる相場はいずれ上がります。
大切なのは、その波に振り回されないことです。
もし、一生お金に困らない人生を送りたいのであれば、ぜひ一度FPアートリエールへご相談ください。