年末まであと2ヶ月。お金の悩みを“秋のうち”に片付けておく理由
秋も深まり、肌寒さが日ごとに増してきました。
気づけば、今年も残すところ2ヶ月あまり。
年末調整、冬のボーナス、ふるさと納税…とお金にまつわるイベントが増える10月下旬は、**「今年の家計をどう締めくくるか」**を考えるベストタイミングです。
でも実は、**この時期だからこそ真剣に向き合いたいのは「来年以降のお金の計画」**なのです。
「年末が近づくと財布のヒモが緩む」は本当?
12月は何かと出費がかさみます。忘年会、クリスマス、帰省、お年玉、セール…。
その直前の今、財布のひもが緩みはじめている方も多いのではないでしょうか。
実際、10月下旬から12月にかけての平均支出は、通常月の1.2〜1.5倍という調査結果もあるほど。
つまり今、家計をしっかり意識しておかないと、ボーナスで黒字になるどころか、気づいたら年末赤字…という結果になりかねません。
秋こそ「家計の棚卸し」と「未来の見通し」を
10月下旬は、家計を見直すのにちょうどよい“静かな時期”です。
そこでおすすめしたいのが、次の2ステップです。
■ ステップ①:家計の棚卸し
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固定費(通信・保険・住宅ローンなど)は無駄がないか?
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サブスクや不要な支出は残っていないか?
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ボーナス頼みの赤字家計になっていないか?
支出の流れを一度「見える化」することで、驚くほど家計が整理されます。
■ ステップ②:来年(年末)の資産形成プランを立てる
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NISAやiDeCoの活用状況を振り返る
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来年から始めたい新しい積立や投資商品を検討する
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ライフイベント(子の進学、住宅購入など)への備えを強化する
このタイミングであれば、まだ年内に調整できることも多く、“今なら間に合う”ことが多いのが秋の魅力です。
相談するなら「証券アナリストの視点を持つFP」に
YouTubeやSNSを通じて、投資や家計についての情報が手軽に得られる時代。
でも、“勉強した気になる”ことと“正しい判断ができる”ことは違います。
特に投資に関しては、単に「オルカン買っておけばOK」というような一辺倒なアドバイスでは、将来の変化に対応できません。
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本当に適切な資産配分は?
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為替や金利、インフレへの備えはどうする?
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保険と投資のバランスは?
こうした複合的なテーマには、証券アナリスト資格を持ち、家計・税金・投資の三面からサポートできるプロの意見が不可欠です。
お金の「見直し」は、秋がいちばん効率的
年末になると、何かと忙しくなりがち。
そして年が明ければ「まあ、来月から始めよう…」と先延ばしにしがちです。
でも、秋のうちに“お金の棚卸し”をしておくことが、来年のスタートダッシュに繋がります。
また、12月ははボーナス月。手元にお金がある方が、実行に移せる気持ちになりやすいでしょう。
10月下旬という今だからこそ、一度じっくりと自分と家族の「お金の未来」に向き合ってみませんか?