「結婚したら最初に考えるべきお金の話」|子どもがいない今こそできる、2人の将来設計
はじめに:結婚後の“お金の価値観”をすり合わせるタイミング
「まだ子どもはいないし、共働きだからお金には余裕がある」
そんな新婚夫婦も多いと思います。
ですが、お金に余裕がある“今こそ”、将来への備えを始める絶好のタイミングです。
結婚は、「個人」から「世帯」になる大きな転機。
ここでお金の習慣や価値観のズレに気づかず進むと、後々トラブルの元になることも。
今回は「子どもがいない新婚夫婦」が知っておきたい“お金の話”を3つにまとめてお伝えします。
1. 家計の“共通ルール”をつくる
新婚夫婦のよくある悩みが「お金の管理、どうする?」という問題。
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共同口座を作って生活費だけ管理する
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家賃や光熱費は割り勘、娯楽費は各自
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全部まとめてどちらかが管理
など、やり方は様々ですが、お互いが納得できる“ルール作り”が重要です。
おすすめは「2人で“定例の家計会議”を月1回だけ開く」こと。
金額の細かさではなく、「今月何に使ったか」「どれくらい貯めるか」などを共有して、感覚のズレを防ぎましょう。
2. 貯金と投資のバランスを決める
共働きで子どもがいない今は、「2馬力+支出少なめ」という最強の貯め時。
ただ、銀行預金だけでは将来のインフレに耐えられないのも事実です。
この時期におすすめなのは、
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生活費6ヶ月分の貯金をまず確保
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その後はNISA・iDeCoなどの税制優遇制度で長期投資
NISAやiDeCoは、将来の住宅購入や老後資金づくりにも役立ちます。
子どもができる前に、無理なく積立できる金額を話し合っておきましょう。
3. ライフプランをざっくりでも共有しておく
「子どもは何人欲しい?」「家は買う?賃貸のまま?」
こうした話題はまだ早い…と思うかもしれませんが、“ぼんやりした希望”だけでも共有しておくことが大切です。
たとえば:
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2人とも仕事は続けたい?転勤や独立は?
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教育費は私立?公立?
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実家との距離や介護の考え方は?
これらの話題は、将来の支出に大きく影響します。
完璧な答えは不要ですが、「価値観の共有」は“最強のライフプランニング”につながります。
おわりに:お金のことは“先延ばしにしない”ことが最大のコツ
結婚は、人生で最も大きな「共同プロジェクト」のスタートです。
まだ子どもがいない今こそ、「2人の将来」をどう描くかを一緒に考えてみませんか?
お金の話は“愛情の話”と同じくらい、結婚生活に大切です。
ぜひ今日から、ふたりでできる“小さなお金の対話”を始めてみてくださいね。