NISAだけやれば一生安泰か
結論から言います。
👉 無理です。
最近、
「NISAだけやっておけば老後は安心」
「オルカンを積み立てておけば将来は安泰」
そんな話をよく見かけます。
でも、普通に考えてみてください。
税金がかからない投資制度に、
👉 生涯で1,800万円
投資したくらいで、
この先何十年もの人生を守ってくれるわけがありません。
YouTubeでは大丈夫って言ってた?
もしそれを信じている人がいたら、
正直という言葉の前に、
👉 「バカ正直」
という言葉を付けた方がいいかもしれません(笑)
なぜなら、お金の世界はそんなに単純ではないからです。
しかも発信しているのは、
- 元銀行員
- 元証券マン
- 現役FP
という肩書きの人が大半。
もちろん優秀な方もいます。
ただ、
公認会計士、税理士、証券アナリスト、CFP、宅建などの専門資格のうち、一つでも持っている人は決して多くありません。
ちなみにFP資格だけなら、正直そこまで難しい資格ではありません。
だから肩書きだけで情報を信じるのは危険です。
なぜNISAだけでは足りないのか
理由は大きく3つあります。
① インフレはこれからも続く
まず一つ目。
👉 インフレです。
現在の物価上昇率はおよそ3%前後。
仮にこれが続くと、
20年後の物価は約1.8倍。
30年後なら約2.4倍になります。
例えば、
現在の生活費が25万円だとすると、
20年後は約45万円。
30年後は約60万円。
同じ生活をするだけで、
必要なお金は倍以上になる可能性があります。
② インフレでも年金はそれほど増えない
次に年金です。
詳細はここでは省略しますが、
国の制度上、
物価が上がったからといって年金が同じペースで増えるわけではありません。
その結果、
超一流企業に勤めた方でも、
65歳以降の年金は年間200万円台というケースは珍しくありません。
月に直せば20万円前後。
東京なら家賃にもならない金額です。
③ 莫大な介護費
そして見落とされがちなのが介護です。
今、介護施設に入っている方も、
生まれたときから介護が必要だったわけではありません。
しかし85歳を超えると、
多くの方が介護サービスのお世話になります。
現在でも東京23区で一定水準以上の施設に入ろうとすると、
👉 月額40万円前後
は普通にかかります。
もし30年後に物価が2.4倍になれば、
👉 月額96万円
という計算になります。
年間では1,000万円を超えます。
それでも1800万円で足りますか?
ここまで見ても、
👉 「NISAの1800万円で十分」
と思うなら止めません。
ただし、
もし将来老後破綻したとしても、
👉 YouTubeのせいにはしないことです。
決めたのは自分ですから。
ではどうするのか
ここで重要なのは、
👉 NISAは十分条件であって必要条件ではない
ということです。
最近は、
NISAをやることが資産形成のゴールみたいになっています。
でも本来は違います。
まず考えるべきは、
👉 「老後に安定収入をどう作るか」
です。
昔は、
👉 確定給付年金
という制度がありました。
簡単に言えば、
「定年まで勤めてくれたら、会社が国の年金とは別に毎月10万円を一生支給します」
という制度です。
今でも一部には残っていますが、
以前ほど一般的ではありません。
でも実は、
金融商品の中には、
👉 これに近い効果を持つもの
も存在します。
まずはそうした仕組みを組み込み、
老後の土台を作ること。
そしてその上で、
NISAによる資産形成を考える。
この順番が大切です。
一番怖いのは「みんながやっているから」
私が本当に怖いと思うのは、
NISAでもオルカンでもありません。
👉 「みんながやっているから自分もやる」
という思考です。
コロナのときもそうでした。
マスクをしたのは、
みんながしていたから。
マスクを外したのも、
みんなが外したから。
投資も同じです。
オルカンを買うのも、
S&P500を買うのも、
本当に理解した上で買うならいい。
※まあ、理解したら、普通買わない銘柄ですが(^^;)
でも、
YouTubeで人気だから。
インフルエンサーが言っていたから。
それだけで大事なお金を預けるのは危険です。
最後に
NISAは素晴らしい制度です。
私も活用した方がいいと思っています。
でも、
👉 NISAだけで一生安泰
は幻想です。
大切なのは、
制度ではなく人生設計。
老後の収入、
インフレ、
介護、
住まい、
相続。
そこまで含めて考えて初めて、
本当の資産形成になります。
NISAは必要です。
でも、
👉 NISAだけでは足りない。
まずはそこから理解していただければと思います。